誰もが憧れる新築住宅!失敗しないためにも新築住宅の基本情報をご紹介します

マイホームがほしいと考えたとき、誰もが憧れるのは新築住宅ですよね。
人生の中でとても高いお買い物になるのですし、一生をそこで生活していくことになるので、失敗したくないものです。
後悔しないためにも、新築を購入する基本知識を知っておく必要があります。
新築には様々なメリットがあり同時にデメリットもあります。
自分や家族にとって、どのような生活がしたいかじっくり考えて、気に入った住宅を購入できるようにしましょう。
誰もが憧れる新築住宅!失敗しないためにも新築住宅の基本情報をご紹介します
新築住宅とは、建って1年未満の過去に誰も所有したことのない住宅のことを言います。
所有権がなければ注文住宅でも建売でも1年以内なら新築で、誰も住んだことはなくても、建って1年以降は「未入居物件」「中古物件」と表示されます。
基本的に新築住宅は、設備は誰も使用していないため、引き渡しの時点で各メーカーの保証がききますし、住宅メーカーの保証もフルで利用できるので安心です。
未入居物件や中古の場合、保証期間が切れていたり前の居住者の利用方法によっては保証がきかなかったりします。
そもそも新築住宅ってどんな住宅?
新築住宅という言葉の意味を基礎知識として知っておいたほうがいいでしょう。
新築住宅とは新しく建設されて1年以内で、まだ誰も入居したことがないもの、という定義を国土交通省がしています。
ですからたとえ完成から1ヵ月しか経っていなくても、誰かが住んでいた事実があるならば中古住宅ということになります。
また完成してから誰も住んでいなくとも、1年が経過してしまえば中古住宅です。
リフォームに関してもそうです。
スケルトンと呼ばれる、基礎と骨組みだけを残してそれ以外を交換する大規模リフォームがあります。
外壁や屋根、窓などがすべて新しくなりますから新築同然の見た目になります。
しかし基礎と骨組みが古いままですから新築と呼ぶことはできません。
注意してほしいのは、国土交通省の定義が浸透していないことです。
不動産や建築関係の仕事をしていない人と話しているときには、上記の定義は通用しません。
完成から1年以上経過していても、誰も住んだことがなければ新築と呼ばれることはあります。
新築住宅の一般的な価格はどれくらい?
新築住宅を希望されている方の最も大きな関心ごとは、本体価格ではないでしょうか。
住宅のグレードであったり延床面積であったりと、新築住宅と言っても様々なパターンがありますが、一般的な仕様の住宅を建築する場合の目安を知っておくことで予算立てがしやすくなるものです。
予算を決める際に多く使われている数値に、坪単価と呼ばれる目安があります。
これは1坪つまり3.3平方メートルあたりの建築費を算出したものであり、これに希望する広さを乗じることでおおよその目安を知ることが可能です。
多くのハウスメーカーでは、標準的な仕様とすると坪単価が70万円から90万円程度となっていますから、30坪の新築住宅を建設するとなればその本体価格は2,100万円から2,700万円ということになります。
ローコスト住宅であれば坪単価が50万円前後、高級ハウスメーカーであれば坪単価が100万円以上となることもありますので、その範囲の中で予算を確保しておくと安心と言えるでしょう。
新築住宅にはそれなりの日数がかかる
新築住宅を建築する場合、それなりの日数がかかると考え中です。
新築住宅はダンボールで作った住宅ではありませんので、1日や2日で出来上がる事はありません。
ちなみに、プレハブを作る場合でも1日ではできないことを知っておく必要があります。
新築住宅の場合の中でも注文住宅ならば、概ね設計から始めると半年以上費やすと考えて良いかもしれません。
なぜそれほどの日数を費やすかと言えば、それは言うまでもなく住宅建築は丁寧に行っているからです。
そして、基礎から積み上げていき、やがて壁等が出来上がるといよいよ住宅らしくなりますが、その後水回りを始めとする設備等を用意しなければいけません。
最終チェックなどを行い最終的に鍵をもらうのは、完全に住宅ができたと思われる1ヵ月後位になると考えておきましょう。
それを少しでも短くする方法は、設計段階であんまり余計な注文を入れないことです。
これにより、2週間ぐらいは早くなる可能性もあります。
新築住宅と中古物件はどこが違う?
家を購入したいという際には新築住宅にすべきかそれとも中古住宅にすべか迷うものです。
どちらにもいろんなメリットとデメリットがありますし、違いもいろいろです。
新築住宅が中古住宅と異なることは、人がこれまで一度も住んでいないということです。
人が一日たりとも住んでいませんので、きれいな状態です。
「以前どんな人が住んでいたのか気になる」という方であれば新築住宅を購入するほうが安心です。
また、新築物件は、構造や耐震性能などを工事の段階で確認することができる場合が多いですし、家の構造や耐震性能などはモデルルームなどでも確認できる見学会などを実施していますので、地震や台風などは発生したときに、命と家財を守ることができますので安心という大きなメリットもあります。
とはいうものの、新築住宅となるとかなりの費用が必要になってきて、20坪程度の家であっても経費など色々含めるなら2000万円近くは必要になりますのでよく考えて無理のない決定をしましょう。
新築住宅が完成するまでの流れを見てみよう
新築住宅が完成するまでの流れを見ていく時、一体どれぐらいの時間がかかるのかが理解できます。
基本的に新築住宅の流れに関しては、まず設計の前の段階で契約をしなければいけません。
契約は、不動産会社と契約するケースもあります。
土地がまだない場合などがこれに該当するでしょう。
一方で土地を既に所有している場合は、建物からスタートしますので、建物建築は工務店やハウスメーカーなどにお願いをすることから始めます。
その後設計士に依頼し設計をしてもらいますが、大抵の場合ハウスメーカーや工務店の方で設計士を紹介してくれます。
お気に入りの設計士がいる場合には、その事情を述べることが重要になります。
しばらくして、基礎工事が完成しさらには住宅の柱などが立っていくでしょう。
後は2ヶ月ぐらいすると、ほぼ壁等ができ外構工事なども行われます。
3ヶ月もすれば済むことができますので、基礎工事からスタートし3ヶ月も経過すればほぼ完成といっても良いかもしれません。
設計などを含めると半年以上かかりますが、場合によっては1年以上かかるケースもあります。
新築住宅には多くの優遇措置がある
新築住宅を建てる際、非常に多くの優遇措置があるということはご存知の方も多いかもしれません。
しかし、実際にはどのような制度や措置があるのかまでは、知らない方も多いのではないでしょうか。
一例として、2022年度に新設された「こども未来住宅支援事業」があります。
これは子育て世帯や若者夫婦世帯が新築住宅を建てる際に利用できます。
ここでいう子育て世帯とは18歳以下のお子様がいる場合であり、若者夫婦世帯とは申請時に夫婦どちらかが39歳以下である事となっています。
また、環境に配慮した新築住宅の場合も優遇されるケースがあります。
家庭用蓄電池や燃料電池を設置する場合や、一定の基準を満たした場合なども優遇を受けることができます。
その他にも「住宅ローン控除」や「住宅資金贈与の非課税適応期間延長」といった税制面での優遇措置をうけられ。
これらの措置は地域独自のものや期限があったりしますので、新築の際にはきちんと業者さんなどと相談していくことが大切です。
新築住宅を購入する人の平均的な年齢
結婚したり子供が生まれたりするような、人生のターニングポイントで必ず考えなくてはならないのが住宅購入をどうするかということです。
特に子供が生まれると土地に根付いて子育てをしたいと考える人が多くなりますので、住宅を購入しようと検討することがあります。
新築住宅を購入する人の平均年齢は、30代~40代前半となっており、ローン返済のことを考えてこのくらいの歳の時に購入しておこうと考えるケースが多いのです。
住宅ローンは早く組んでバリバリ働いて繰り上げ返済をしていくことによって、返済時期を早めるということもできますし、逆に頭金を多く貯めてから40代くらいでローンを組むと、利息が少なく済みますので、返済時期が早まるということもあるのです。
新築住宅の購入は、自分一人の考えだけでなく家族のライフプランも絡んできますので、家族間でよく相談をしてどういった土地に住むか、仕事はどうするかということをしっかりと検討しておくことお勧めします。
新築住宅のよくあるトラブルと対処法
新築住宅は誰も住んだことがないためトラブルが少ないように感じます。
ですが実際には引き渡しの際や新築住宅に住み始めた後に見舞われることも多く、実情を知ってしっかりと対処すると今後も安心して生活をすることができます。
新築住宅で多いのが施工ミスや不具合になります。
公益財団法人住宅リフォーム、紛争処理支援センターによると、不具合で多いのが外壁や基礎部分のひびわれで32%、次いで床や内壁、建具の変形が18.2%となっています。
対処法では入居の段階ですぐに確認をし、必要があれば写真などで証拠を残しておくと良いでしょう。
雨の日には雨漏りがしていないかも合わせてチェックをすると良いです。
新築住宅を建てた場合、引き渡しをする際に住宅瑕疵担保責任保険へ加入することが義務化されているので、不具合をメーカーに伝えることで無料で補修をしてもらうことができます。
このほかよくあるトラブルは入居時期が遅れる点です。
自然災害などで贈れてしまう場合は仕方がないですが、工事が遅れた理由がメーカーにある場合、仮住まいの家賃を補償してもらえることもあります。
事前に工程表をもらって起き、贈れた時の証拠として残しておくと良いでしょう。
最新の新築住宅の機能はここまでできる!
新築住宅の進化はすさまじく、単に安全性や耐久性だけでなく住みやすさまで考えられた家になっています。
機能面で言うと、例えば高気密高断熱の家は、冬は暖かく夏は涼しく、快適に過ごせます。
窓も割れづらかったり、泥棒が入ってきづらい開き方になっています。
さらに設備面では、太陽光発電で作った電力を蓄電池に溜めて、自家発電で電力の自給自足も可能です。
家全体の家具や家電をインターネットでつないで、生活のリズムに合わせてAIが自動的にエアコンやお風呂の電源を入れてくれたり、時間に合わせて部屋の照明の明るさを変えて、より良い睡眠ができるようにしてくれるものもあります。
キッチンやトイレなどはリフォームで変更することはできますが、新築住宅を建てるときにしか選択の機会がない機能もたくさんありますので、予算によってあきらめて数年後に後悔しないように、事前に調べておくことと、ハウスメーカーや工務店によって強みが違うので、ハウスメーカー選びは慎重に行いましょう。